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2024/05/04 10:39 |
クローバーフィールド
クローバーフィールド/HAKAISHA

NYに突然現れた怪獣ををたった一台のカメラ(しかも素人撮影)で撮り切った、という“シチュエーション”はナイスアイデアで、実際混乱の真っ只中にいるという臨場感は凄まじく、「こりゃ楽しいなぁ」とニンマリしたのも束の間、あまりにも手ブレしまくる映像に、開始40分程度で三半規管をやられてしまい(もともと手ブレ映像耐性が低い)、後半はグッタリに…。それ以後は目を細めて字幕部分のみを観るという方法でストーリーを追いかけつつ、怪獣が現れた瞬間だけ“くわっ!”と目を見開くという鑑賞法を編み出してなんとかラストまで観ることができました。

あくまで「映像記録」ということなので、何も明かされないまま話は終わってしまうのですが、そこで「なんじゃこりゃ!」と愛想をつかしてしまう人にはあまり良い印象は与えないでしょう。

この映画がターゲットにしているのは、そういう人たちではなくて、自発的に「クローバーフィールド」について調べ、考え、発言するような人たちです。しかも、そうやって能動的に情報を求める人たちに対して、制作陣は“いかにも”なネタをネットのあちこちに用意してくれているんですね。そうやって事件の断片を集めていくと、うっすらと(これ重要)今回の事件の輪郭が見えてくる。そこでまた、あーでもない、こーでもないという議論が始まる。ハマれば楽しいですよ、これは。

映像(撮影)手法に難はあるものの、そこを差し引いてもリアルパニック巨編ということで、人は選ぶものの楽しめる作品だと思います。

観る際の注意としては、愛とか自己犠牲とか、そういうハリウッド映画のノリは期待しないこと。あくまでこれは「事件の記録」ですから。

参考サイト
“クローバーフィールド現象”まとめ(2)
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2008/04/08 23:50 | Comments(0) | TrackBack() | 映画のこと

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