著者としてはひさしぶりのオープンスペース(@お台場)での戦闘描写が新鮮。テロリストの数は小規模でも、起こすテロの規模はなかなかデカくて、かなりの迫力&説得力で読めました。
国を牛耳るごく一部の人たちに翻弄される下っ端たちが、それぞれの立場であがき続けていくというシチュエーションは、すでに“福井節”みたいなもんで、読み手からすれば「あぁ、またか……」とはなるんですが、すでに体がこの“お約束”に慣れ親しんでいるため、読んでいくうちに「盛り上がらされてしまう」自分が哀しくもあり、また嬉しくもありました。
ラストは『亡国のイージス』のようなドンデン返しがなくてやや寂しいものの、著者“らしい”、そして(『終戦のローレライ』とは違って)簡潔な終わり方に好感持てました。しかし、最後に主人公が脱出を試みる場面は、某アニメを彷彿とさせますなぁー。って、そういうオタ気質も含めて、福井晴敏は好きなんですが。
Op.ローズダスト(Amazon)
国を牛耳るごく一部の人たちに翻弄される下っ端たちが、それぞれの立場であがき続けていくというシチュエーションは、すでに“福井節”みたいなもんで、読み手からすれば「あぁ、またか……」とはなるんですが、すでに体がこの“お約束”に慣れ親しんでいるため、読んでいくうちに「盛り上がらされてしまう」自分が哀しくもあり、また嬉しくもありました。
ラストは『亡国のイージス』のようなドンデン返しがなくてやや寂しいものの、著者“らしい”、そして(『終戦のローレライ』とは違って)簡潔な終わり方に好感持てました。しかし、最後に主人公が脱出を試みる場面は、某アニメを彷彿とさせますなぁー。って、そういうオタ気質も含めて、福井晴敏は好きなんですが。
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