「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されてから5年後の世界(@仙台)が舞台。ハリウッド映画のように助かるために最前の努力をするというわけでもなく、とりあえず生き残った(または生き残ってしまった)人々が、淡々と日々の暮らしを続けていく様が描かれていきます。
徐々に迫るタイムリミットに怯えながらも、そこにわずかな希望を見つけ、なんとか進んでいく登場人物たち。連作短編という形式で、家族の和解、復讐、初恋など、いろいろなテーマが語られていきますが、そのどれもが軽すぎず、また重すぎずで、そんなバランスの妙(=作者の技量)が気持ちよく、あっという間に読み終えてしまいました。
「夕焼け空」と「ため息」と、最後に「明日」。そんな印象の作品です。
終末のフール(アマゾン)
徐々に迫るタイムリミットに怯えながらも、そこにわずかな希望を見つけ、なんとか進んでいく登場人物たち。連作短編という形式で、家族の和解、復讐、初恋など、いろいろなテーマが語られていきますが、そのどれもが軽すぎず、また重すぎずで、そんなバランスの妙(=作者の技量)が気持ちよく、あっという間に読み終えてしまいました。
「夕焼け空」と「ため息」と、最後に「明日」。そんな印象の作品です。
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